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法人向け太陽光発電のFIT認定とは?事業者がクリアすべき条件と申請のポイント

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法人向け太陽光発電の「FIT認定」とは?

FIT認定とは、再生可能エネルギーで発電した電力を、国が定める固定価格で電力会社が一定期間買い取る制度(FIT制度)を利用するために必要な国の認定手続きのことです。

法人向けの自家消費型太陽光発電を導入する際、自社施設で消費しきれなかった余剰電力を売電して収益化したい場合には、このFIT認定を取得する必要があります。

ただし、設備容量が10kW以上50kW未満の「小規模事業用太陽光」の場合、発電量の30%以上を自社で消費する「地域活用要件」を満たすことが必須となります。

また、2026年度現在、50kW以上の高圧設備については、FIT認定の対象外となり、市場連動型の「FIP制度」への加入が義務付けられている点に注意が必要です。50kW以上の導入を検討される場合は、売電単価が固定ではない前提での収支シミュレーションが不可欠となります。

具体的には、再生可能エネルギー特別措置法(再エネ特措法)に基づき、「再生可能エネルギー発電事業計画」を策定し、経済産業省(資源エネルギー庁)へ申請を行います。
申請手続きは、国が運営する「再生可能エネルギー電子申請(FITポータル)」を通じたオンラインでの電子申請が基本となります。

FIT認定を取得するメリット・デメリット

FIT認定を取得することで、余剰電力の売電による安定した収益確保が見込める一方、申請手続きの煩雑さや定期的な報告義務が発生するという側面があります。

メリット:余剰電力の売電による安定収益

FIT制度を利用する最大の利点は、発電した電力のうち自社で使いきれなかった分(10kW〜50kW未満の設備では30%以上の自家消費を行った後の余剰分)をあらかじめ決められた単価で電力会社に買い取ってもらえる点です。法人の場合、休業日などで工場やオフィスの稼働が止まり、電力消費が極端に減る日でも、発電した電力を無駄にすることなく売電収益に変換できます。これにより、設備投資の回収計画が立てやすくなる傾向があります。

デメリット:申請手続きの手間と売電単価の下落

FIT認定を受けるためには、厳格な事業計画の提出や、設備の適切な維持管理が求められます。また、認定後も定期報告の提出義務があり、運用面での管理コストがかかります。

さらに、事業用太陽光発電の買取価格は長期的に下落傾向にあります。

しかし、2026年度(令和8年度)からは、10kW以上50kW未満の「屋根設置型」の導入を促すため、設置から5年間の単価を高く設定(19円/kWh)し、6年目以降を抑える「初期手厚い配分」という新しい仕組みが適用されています。

この制度により、屋根設置における余剰売電の投資回収スピードが大幅に改善されるケースが増えています。

電気代高騰が続く現在(約30円/kWh〜)は、依然として自家消費による削減効果の方が高い傾向にありますが、この新制度により、屋根設置における余剰売電の投資回収スピードが改善されるケースも出てきています。

事業者がクリアするべきFIT認定の要件と申請プロセス

事業者は国の基準を満たす事業計画を策定し、設備の出力規模に応じた適切な窓口へ申請を行う必要があります。

FIT認定を受けるためには、以下の要件をクリアする必要があります。

  • 地域活用要件(10kW以上50kW未満): 発電量の30%以上を自家消費し、災害時に自立運転が可能な設備(コンセント設置等)を備えること。

  • 適切な保守点検・維持管理: 改正再エネ特措法に基づき、標識の掲示や柵塀の設置、定期的な点検報告を行うこと。また、50kW以上の案件では周辺住民への説明会実施等が義務化されている点にも留意が必要です。
  • FIP制度の確認(50kW以上): 高圧設備の場合は、FITではなくFIP制度の対象となります。市場価格にプレミアムを上乗せする仕組みであるため、専門的な売電戦略が求められます。

FIT認定の申請は、導入する太陽光発電設備の出力規模(50kW未満か50kW以上か)によって、提出先や申請窓口が以下のように区分されています。

  • 50kW未満の設備:JPEA代行申請センターが窓口となり、認定申請や定期報告を受け付けます。
  • 50kW以上の設備:各管轄の経済産業局が窓口となります。

申請は原則として「再生可能エネルギー電子申請(FITポータル)」を利用したオンライン手続きで行われます。事業者は、太陽光パネルの型式リストや参考様式を確認しながら、正確な情報を入力・提出しなければなりません。

また、認定情報の審査には時間がかかることが多く、システムメンテナンス期間中は申請機能が停止することもあるため、余裕を持ったスケジュール管理が求められます。

FIT認定取得における失敗事例と成功事例

FIT認定を活用する際、事前のスケジュール確認や手続きの正確性が、プロジェクト成功の鍵を握ります。

失敗事例:手続きの遅延による稼働の遅れ

自社で手続きを行おうとした結果、必要書類の不備やシステム入力の誤りにより、審査が差し戻されるケースがあります。

FIT認定が下りるまでは電力網への接続(売電)が開始できないため、設備の設置工事が完了しているのに数ヶ月間も稼働できないという事態に陥り、想定していた投資回収スケジュールが大きく狂ってしまう失敗事例が見受けられます。

成功事例:自家消費と余剰売電の最適化

専門の施工・サポート業者の支援を受け、スムーズにFIT認定を取得した成功事例です。

平日は自社の工場で電力を自家消費して高騰する電気代を大幅に削減し、電力消費が少ない休日は余剰電力をFIT制度で売電するスキームを構築。自家消費と売電のバランスを最適化することで、設備の投資回収期間を短縮し、高い経済メリットを創出しています。

FITと非FITの価格差・運用面での比較

売電単価の下落を背景に、現在ではFIT認定を受けずに発電した電力をすべて自社で使い切る「非FIT(完全自家消費)」を選ぶ法人が主流になりつつあります。

項目FIT認定あり(余剰売電)FIT認定なし(完全自家消費)
主な目的電気代削減 + 売電収益電気代の大幅削減
手続きの負担国への申請・定期報告が必要(負担大)FIT関連の申請不要(負担小)
導入スピード認定審査に時間がかかる比較的スムーズに導入可能
経済効果の傾向19円/kWh(最初の5年間・屋根設置50kW未満限定)の高単価売電と自家消費の組み合わせで、初期の投資回収を加速。30円/kWh超の購入電力量と再エネ賦課金を最大効率で削減

FIT認定を活用すべきか、それとも非FITの完全自家消費型にすべきかは、企業ごとの電力使用状況(平日と休日の消費割合など)や屋根の広さによって最適な選択が異なります。

自社にとって最も投資回収効率が良い運用方法を知るためには、専門的なシミュレーションが不可欠です。


導入費用・シミュレーションにて、貴社の条件に合わせた無料シミュレーションをご提供しておりますので、ぜひご活用ください。

法人向け太陽光発電の導入・FIT認定手続きはお任せください

複雑なFIT認定の申請手続きや、自社に最適な導入計画の策定は、専門的なノウハウを持つ実績豊富な業者への依頼が確実です。

業務用の自家消費型太陽光発電を導入するにあたり、FIT制度を活用した余剰売電を行うべきか、非FITで完全自家消費を目指すべきか迷われている事業者様は少なくありません。

bizソーラーエコでは、貴社の電力使用状況を詳細に分析し、最も経済的メリットが大きくなるシステム設計をご提案いたします。煩雑なFIT申請のサポートから、高品質な施工、導入後のメンテナンスまでワンストップで対応可能です。
まずは、お気軽に現場の状況をお見せください。最適なプランをご提示いたします。

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